不登校のサインと初期対応
不登校への支援は初期段階での対応が重要になります。そのためには不登校のサインに気づくことが重要になります。早期に子供の変調に気づいて、対応することで不登校を防げる可能性は大きくなります。以下に代表的な不登校のサインをあげています。
不登校のサイン
家庭でのサイン
なかなか起きられない
起床しても準備に時間がかかる
長期の休み明け、日曜祝日明けに休みがち表情が乏しい、いつもより元気がない
学校の話題が減る
寝つきが悪い
体調不良を訴える など
学校でのサイン
早退の訴えが増える
保健室などへよく行く
クラスで孤立しているようにみえる特定の教科で欠席する
忘れ物が増える
ぼーっとすることが増える
不登校のサインがみられたら
子どもの様子が気になったときすぐに原因探しに走ってしまいがちになります。子供に「何が嫌なの?」「何かあったの?」と尋ねても明確に答えることができないこともあります。原因を探ろうとしすぎると、反対に子供を追い詰めてしまっていることもあります。原因はすぐに分からない場合は経過をみながら対応をしましょう。
①先生たちと連携して学校や家庭での様子の情報交換をします。
②些細な声かけや肯定的なかかわりで安心しやすく相談しやすい環境を作ります。
③子どものしんどさの原因を考えながら経過をみていきます。
このように学校の先生と連携をしながら学校で居心地よい場所をていきょうできるようにしましょう。
家庭でできる対応
家庭でもできる対応があります。家庭では周囲の大人がブレた対応をすると子供もどうしていいのかより分からなくなります。「お母さんも今日は休んで良いっていってくれそうだし休んでみようかな」「今日は機嫌悪いし行かないといけないかな」というように子どもも自分の考えで行動することが困難となりやすいです。一貫した対応を考えておきましょう。そのために、学校を休む場合はどのように対応するのかを事前に考えておきましょう。
学校を休む時の対応例
病院に行って体調を確認してもらい問題なければ登校を促す
休んだら15時まではメディアは使用しない午前中は勉強のプリントを1枚する など
学校を休む際の手順と休んだときの家庭での行動を明確に決めておくことで対応に一貫性はでてきます。家庭ですることなどは子供と話し合って決めると、子供も納得して取り組むことができます。家庭でお一貫した対応をしながら学校の先生やスクールカウンセラーさんなどと少しずつ登校しやすくなる方法を話し合いましょう。
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